クエン酸の摂り方

 

クエン酸は、夏バテを防止するためには有効な成分として知られています。夏に突入する頃になると、積極的に梅干しや酢の物を口にするといった知恵も昔からあります。

 

人間が食事によって摂取・吸収した脂肪、糖質、タンパク質などをエネルギーとして使うには、ビタミンB1などの作用が必要ですが、そのサイクルを促進するのがクエン酸というわけです。昔の人は経験上でこれを知っていたということです。

 

クエン酸は、過剰に摂取しても、健康に対する悪影響はないとされていますが、梅干しで摂るなら3個程度と言われているようです。高血圧などで梅干しに多く含まれる塩分が気になるという人は、塩の量が少ないタイプの梅干しを選ぶといいでしょう。

 

他にはレモンにたっぷり含まれていることが知られています。ただ、当然のことながら、どちらにしても酸味は強力なため、どうしても食べられないという人もいるでしょう。それほど酸味がないものとしては、リンゴ、モモ、メロンがあり、基本的に柑橘類(みかん・いちご・パイナップル・グレープフルーツ)には豊富に含まれている傾向があります。

 

こうした野菜や果物をジュースにして飲めば、クエン酸が無理なく充分に摂れます。酢の物が好きな人は、これを食べていれば、それでも充分です。

 

このようにクエン酸を摂ること自体は健康上もいいことです。ここでのポイントはダイエットと言う点での効果となるのですが、どうしても運動量と結び付けないわけにはいかないでしょう。